腕時計界隈において毎年1年間で最も盛り上がるのがロレックスの新作発表。例年の流れだとティザー動画が発表され、ロレックスファンならずとも多くの時計ファンが推理探偵の如く議論を交わすのが恒例行事となっています。
2021年はエクスプローラーⅡの誕生50年の節目であったことから記念モデルの登場が期待されていましたが、ふたを開ければエクスプローラーⅡはキープコンセプトのモデルチェンジに留まり、エクスプローラーにイエローロレゾール(コンビ)が初登場したことで大きな話題を呼びました。
そこで今回は2022年に登場するロレックスを独断で予想してみます。果たして2022年はどのようなロレックス新作が登場するのでしょうか?
2022年新作ロレックスの本命は?
2015年のバーゼルワールドで発表されたデイデイトに搭載したロレックスの新世代キャリバーである32系は、その後毎年のように他のロレックスに搭載されています。それまでの31系から約90%以上もの新規パーツに置き換えられており、新規特許も14件とロレックスの最新技術が惜しみなく投入された新世代ムーブメントといえます。
デイデイトから始まり、GMTマスターII、シードゥエラー、サブマリーナー、そして2021年にはエクスプローラー、エクスプローラーⅡと32系ムーブメントに置き換わりました。残る旧世代ムーブメントはエアキング、ミルガウス、チェリーニとなり、生産終了とならない限りはこのいずれかが2022年新作ロレックスとして登場することは間違いないといえるでしょう。
またデイトジャストやカラフルな文字盤で話題をさらったオイスター パーペチュアルにも新色文字盤が追加されることも大いに予想できます。
ここからは2022年新作ロレックス 偽物として登場するであろうモデルについてそれぞれ解説していきたいと思います。
ロレックス ミルガウス
2007年に登場したミルガウス Ref.116400GV。発表当時は約20年ぶりの復活として話題となりプレミア価格で流通していたことも。2022年は節目の15年目となることから新型の登場時期としてはこれ以上ないタイミングともいえます。新型もグリーンガラスのサファイアクリスタル風防や稲妻針といったミルガウスのアイコンが踏襲されるでしょう。
ロレックス エアキング
2016年に登場したエアキング Ref.116900はそれまでのクラシックウォッチからプロフェッショナルウォッチへとジャンルを変更して復活を果たし、大きな話題を呼びました。搭載されているムーブメントはcal.3131とミルガウスと同一のものであるため、ミルガウスが刷新されれば自ずとエアキングも新世代に移行されることが推測できます。
文字盤は当時ロレックスがスポンサードしていたブラッドハウンドSSCのコクピットをモチーフとしたものでしたが、新型ではその雰囲気を大幅に刷新する可能性が高いといえるでしょう。
ロレックス チェリーニ
2017年に登場したチェリーニ ムーンフェイズ以来、新型モデルの登場が停止しているチェリーニ コレクション。搭載するムーブメントも31系であることから、32系に刷新されるのは時間の問題です。とはいえ、他のロレックスとは一線を画すチェリーニだけにこのまま31系が続投される可能性も少なくありません。