「バーバリー」が伊勢丹メンズでポップアップ iPhoneケースやキャップなどアクセも豊富

「バーバリー(BURBERRY)」は、リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)チーフ・クリエイティブ・オフィサーが手掛けた初のメンズコレクションが並ぶポップアップストアを伊勢丹新宿本店メンズ館1階のプロモーションスペースで開催している。期間は3月12日まで。

限定品のディア(鹿)プリントのスエットやバーバリーのハウスチェックをストライプにアレンジしたキャップ、新ロゴを配したスニーカーやiPhoneケースなど、リカルドが得意とするキャッチーなデザインのアクセサリーが豊富にそろう。

同ブランドは2月13日から1週間、伊勢丹新宿本店1階のザ・ステージでウィメンズの催事を行ったばかり。今春はポップアップストアを積極的に開催するほか、同店を含む百貨店に3店出店し、有力セレクト店への卸販売を再開するなど、更なる認知拡大を目指して日本でも活発な動きを見せている。

美容業界の次なるターゲットは2013年以降生まれ ジェネレーションZの次は「アルファ」世代

ミレニアル世代(1981〜96年生まれ)に次ぎ、多くのブランドや企業はジェネレーションZ(1997年〜2000年代生まれ)客の獲得に注力しているが、北米のビューティ業界ではすでにその次の世代に注目が集まる。新たな始まりを意味する「アルファ」にちなみ「アルファ世代」と呼ぶ彼らはジェネレーションZがミレニアル同様に16年間続いたと仮定すると、2013年生まれ以降ということになる。つまり19年現在、最年長が6歳ということだ。

ビューティ誌「ビューティ インク(BEAUTY INC)」の2月号は、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)とカニエ・ウェスト(Kanye West)の娘、ノース・ウェスト(North West)が表紙を飾っている。5歳の彼女はデジタルを理解する年齢ではないかもしれないが、すでに彼女のSNSにおけるプレゼンスと影響力は大きい。彼女が属するアルファ世代とジェネレーションZを足した層は、今後ポップカルチャーや経済に大きな影響を与えるとされる。実際米国国勢調査局によると、25年までに17歳以下の人口は北米の43%を占めると見ている。これらの次世代の顧客獲得に向けて、多くの企業やブランドは動き出している。

ではこの2世代はミレニアル世代とどう違うのか。まずジェネレーションZとアルファは生まれた時からどっぷりオンライン生活に浸っていること。また、ミレニアルズとはSNSの使い方が全く違うという。ミレニアルズは写真や近況を家族や友人とシェアするという本来の使い方をしている一方で、ジェネレーションZは自分のアイデンティティーを構築するツールとして使っているのだ。SNSは人生の一部となり、誕生日や卒業式、結婚式など大きなイベントや出来事を共有するだけでなく、もはや自分そのものを形成するのだ。また、SNSを他人とつながるツールではなく、エンターテインメントとして楽しんでいる。ピュー リサーチ センター(PEW RESEARCH CENTER)によると、ティーン世代の85%がユーチューブ、72%がインスタグラム、69%がスナップチャットを利用している。さらに最近はティックトックも人気で、マーケティング企業センサータワーによると2018年12月だけで新規ユーザーが7500万人に上り、前年比では175%増だという。

これらの世代はビューティにも大きな関心を持っている。ユーチューブではビューティ動画が1500万本以上、インスタグラムではとタグづけされた写真が2億9000万以上投稿されている。ティックトックのビューティ投稿も増えており、19年1月にはジャガイモにメイクをするチャレンジが大流行した。ジョン・デムジー(John Demsey)=エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES) エグゼクティブ グループ プレジデントは「ジェネレーションZはコンテンツ、SNS、ユーチューブ中毒だ。加えてビューティも大好きで、過去の世代の中では最もエンゲージメントが高い」と語る。メディア企業ヴィアコム(VIACOM)の調査によると、ジェネレーションZの女性はミレニアル世代に比べて36%も多く美容を楽しんでおり、71%は美容が楽しいと感じているという。チュートリアル動画もそれを後押しし、36%は動画なしではメイクが楽しくないと答えたという。

また、北米においてはジェネレーションZとアルファは過去の世代の中で最も多様性に富んでいる。ピュー リサーチ センターによると6〜21歳の52%が白人で、それ以外はアジア人やラテン人、黒人などだという。人種だけでなくジェンダーやセクシャリティーも多様だ。ジェネレーションZはさらに黒人系のバラク・オバマ(Barack Obama)前大統領や女性のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)らが大統領選挙に出馬し、政界で活躍している姿を見ている世代でもある。多様性に敏感なジェネレーションZとアルファ世代は、白人至上主義の業界を批判し、さらにコンテンツにおいてもよりリアルなものを求めている。だからこそ一流セレブリティーより身近なインフルエンサーが出ている広告に共感しやすい。実際、ジェネレーションZに行った調査で「ロールモデルに求めるクオリティーは何か?」という質問に56%が「リアルであって、共感できること」と答えたという。

また、SNSを通じてブランドや企業とすぐに繋がることができ、情報を今まで以上に入手できてしまう彼らは、より製品の中身にこだわる。ナチュラルやオーガニックなどの “体に良い成分”だけでなく、素材の調達のサステイナビリティーやトランスペアレンシー(透明性)も求める。 デムジー=プレジデントは「この世代はただマーケティングするだけでは通じなくなっている。さまざまなタッチポイントを欲しがり、それらを利用して徹底的に製品やブランドについてリサーチをする。そのため、製品力だけでなくブランドの姿勢が良くないとすぐに批判する。そしてその批判がすぐに広まり、市場を動かすことになる」。

今までの世代以上にビューティに関心を持つこれらの世代には、さらにSNSを絡めたデジタル戦略が重要性を増すだろう。また、自らすぐに情報を入手する彼らの心をキャッチするには、製品力だけでなくブランドや企業の姿勢をも見直す必要がありそうだ。

妹島和世が語る「プラダ」とのコラボレーション ミウッチャは「嵐のような人」

プラダ(PRADA)は東京・青山店で、アイコンであるナイロン素材のアイテムを中心にクリエイターとコラボレーションするプロジェクト“プラダ・インヴァイツ(PRADA INVITES)”の第2弾商品のローンチイベントを行った。登場したのは、同プロジェクトで2019年春夏に協業した建築家、妹島和世。コラボレーションにまつわるストーリーをトークイベントで語った。

(2018年の)7月にミウッチャ(ミウッチャ・プラダ、Miuccia Prada)から依頼の手紙をもらった。当初は9月のショーで披露するなんてことは全く知らなかった。こうしたスピーディーな時間軸は建築とは大きく違う点と妹島。ナイロン素材さえ使えばどんなデザインやアイテムでもいいという依頼だったという。(プラダのナイロン素材は)工業製品でありつつ、光沢感があってエレガントでもあるという点がもともと好き。当初はファッション分野との協業はどんなものかとも思ったが、(プラダからの誘いということで)事務所の女子チームで盛り上がり、依頼を受けることにしたというのが、今回披露した協業の経緯だ。

コラボレーションで作ったのは、ジッパーの着脱でサイズを変えられる細長いバッグや、ショールのように体に巻き付けて持つ曲線状のバッグ。中綿入りのプクプクとした造形が特徴だ。初期のデザイン画として紹介したイメージの中には、かわいらしい顔をしたヘビのような生き物の絵もあった。バッグは元々好きなアイテム。すごく身近なアイテムだから、自分の分身のようにパーソナライズできたらいいなと考えた。それで浮かんだのが、ペットみたいなバッグというアイデア。あまり見たことがないものだけれど、身に着けると気持ちがよくて、毎年プラダから出るアクセサリーを付けることなどでアレンジできたらいいなと思った。どんどん使うことで、その人に合った新しいものになっていくという考え方は私の建築とも通じると妹島。

ミウッチャ・プラダについては、嵐のような人だった(笑)とも。私は『コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)』の川久保さんのことが好きだけど、日本の人とヨーロッパの人とで、2人はまた違う。でもどちらもカリスマ性がある女性たちと話した。

“プラダ・インヴァイツ”は19年春夏、妹島と共にイタリアのチニ・ボエリ(Cini Boeri)、ニューヨークを拠点にするエリザベス・ディラー(Elizabeth Diller)と、計3人の女性建築家とコラボレーションしている。

兵庫レザーを世界に発信 「マスターピース」や「オアスロウ」とコラボ

兵庫県皮革産業共同組合連合会(以下、兵皮連)は昨年から、兵庫県の支援により、海外進出を目指すタンナーとデザイナーを結び合わせ、「ひょうご天然皮革(以下、兵庫レザー)」の活性化を図るプロジェクト「ヒョウゴ ジャパニーズ レザー プロジェクト(HYOGO JAPANESE LEATHER PROJECT)」を昨年から実施している。その第2回目が2017-18年秋冬パリ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中にスタート。「ア ボンタージ(*A VONTADE)」「コーネリアン タウラス バイ ダイスケ イワナガ(CORNELIAN TAURUS BY DAISUKE IWANAGA以下、コーネリアン タウラス)」「マスターピース(MASTER-PIECE)」「オアスロウ(ORSLOW)」という兵庫県にゆかりのある4ブランドが、それぞれパリの展示会に出展し、「兵庫レザー」を用いた新作を披露した。

展示会での反応について、「マスターピース」の藤井安マネージャーは、「海外の展示会で新しいものを発表すると毎回学ぶことがある。今回出展したプリントレザーのウォレットシリーズは、新規で有力なセレクトショップからのオーダーが入るなど可能性を感じることができた」とコメント。「コーネリアン タウラス」の岩永信介セールスマネージャーも「新しい素材と今までになかったシンプルなデザインへの落とし込みは、とても反応が良かった。特にアルミを挟み込んだレザーは、革の持つ表情とはまた異なる雰囲気を創出できているところが面白いと好評だった」と手応えを感じているようだ。また、今回初めてプロジェクトに加わった「オアスロウ」の仲津一郎デザイナーは、海外で展示会を行うのは8年目だが「今までレザーウエアは展開したことがなかったので、全体的に高評価を得た」と語った。

兵庫県は国産レザーのうち牛革で約70%、馬革で約80%のシェアを占める一大産地だ。プロジェクトに参加したブランドからは、「ブランド側が要望するものは全て作ることができるのではないかという多様性がある」(藤井マネージャー)や「あらゆる技術があるので、ほとんどの要望に対応できる」(仲津デザイナー)、「長い歴史の中で生み出された確かな技術で新しいことにチャレンジしている」というタンナーの技術力を評価する声も上がった。兵皮連は今後も同プロジェクトを通して、「兵庫レザー」の世界での認知向上を目指す。

欲しいスニーカーは自分で作る!? カスタムスニーカー“ブートレグ”が流行中

最近、各ブランドの商品を“勝手に”アップデートし、カスタマイズした“ブートレグ(海賊版)”を街中でもSNSでも目にします。基本的には金儲けを目当てにしたものではなく、クリエイターやブランドをリスペクトしつつ、「こんなものがあればいいのにな……。よし、ないなら作ってしまおう!」の精神で生まれるこれらの中で、特に多いのがスニーカーです。最近では、カスタマーと呼ばれ個人で楽しむ人々に加え、製作・販売することをビジネスとした専用サイトもちらほら見かけてしまうほど……(笑)。ここでは、人気のある“イージー ”シリーズと“エア フォース 1”、そして世界を代表するグラフティアーティストのカウズ(KAWS)まで、気になった“ブートレグ”をご紹介いたします。

とにかく見かける“ブートレグ”と言えば、カニエ・ウエスト(Kanye West)の“イージー”シリーズです。多くの“ブートレグ”スニーカーを手掛け、インスタグラムでも10万を超えるフォロワーを持つ人気サイト「FREカスタムズ(FRE Customs)」では、「グッチ(GUCCI)」をイメージさせる花柄刺しゅうモデルや和柄の鯉が泳ぐモデルなどを製作。そもそも簡単に手にすることができないファン垂涎のスニーカーでありながら、手の込んだ“ブートレグ”ということもあり、どちらも599ドル(約6万7000円)と850ドル(9万6000円)という正規価格の数倍という手が出しづらいお値段に……。にも関わらず、(そもそもの販売数が少ないですが)どちらもソールドアウトしています。

同じく人気サイト「マッヘ カスタム キックス(Mache Custom Kicks)」では、オールホワイトの“イージー”を真っ青に染め上げ、サイドに“IKEA”の文字をあしらった「イケア」との架空コラボ“イージー ”を製作。世間を賑わせた「イケア」のショッパー“フラクタ(FRAKTA)”を用いた洋服やシューズを作る流行に便乗したもので、インスタグラムには実際に履いて店舗に行く動画も載せています。

ちなみに芸術家・村上隆は、“ブートレグ”と少し異なりますが、“イージー ”のつま先部分とかかと部分を引き裂き、同氏を象徴する“フラワー”をあしらった作品を生み出しました。が、通常の“ブートレグ”とは毛色が違うためか、インスタグラムは賛否両論のコメントで溢れています。

1983年の誕生から今年で35周年を迎える「ナイキ(NIKE)」の名作“エア フォース 1”もそのシンプルで普遍的なデザインから数々の“ブートレグ”の対象に。今年、ファッション業界を最も騒がせたと言っても過言ではない「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と「シュプリーム(SUPREME)」との、架空のトリプルコラボ“エア フォース 1”をはじめ、超高額で取り引きされている「ヴィーロン(VLONE)」とのコラボ“エア フォース 1”を模したもの、ハンドペイントで銀の滴が垂れたようなカモフラ柄モデルなど盛りだくさん。中にはテレビアニメ「ザ・シンプソンズ(The Simpsons)」のホーマー・シンプソンがペイントされたポップで可愛らしいモデルも!

また、“ブートレグ”ではない正式なコラボレーションではありますが、「ナイキ」がアメリカ・シカゴのレストラン「ハニーズ(Honey’s)」の従業員のためだけに製作した異色のモデルも存在します。ブラックをメーンカラーに、レストランをイメージさせるホワイトをスウッシュやヒールに用いたモノクロカラーのこの一品。かかとにはしっかりと“Honey’s”の店名も確認でき、手に入れるには店員になるしかないというスペシャルな一足です。

LVMH、2018年度は売上高1割増の5.8兆円 中国の「ルイ・ヴィトン」絶好調

LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の2018年12月通期決算は売上高が前期比9.8%増の468億ユーロ(約5兆8032億円)、純利益も同19.6%増の69億9000万ユーロ(約8667億円)と増収増益だった。また営業利益は同21.7%増の98億7700万ユーロ(約1兆2247億円)、経常利益が20.6%増の100億300万ユーロ(約1兆2403億円)の大台に達し、中国の景気減速が「ルイ・ヴィトン」などのラグジュアリーブランドに打撃を与えるのではという懸念を払拭した。

ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)は決算発表の会見で、「19年は幸先のよいスタートとなった。いずれ景気が減速することは避けられないが、それがヨーロッパで今年や来年に起きるとは思っていない。当社は今後も、ラグジュアリー市場におけるグローバルリーダーとしてのポジションを強化していく」と語った。

ジャン・ジャック・ギヨニー(Jean-Jacques Guiony)LVMH最高財務責任者は、「中国での『ルイ・ヴィトン』の売り上げは第4四半期も引き続き好調で、主に中国本土での販売が伸びている。『ディオール(DIOR)』も同様のパターンで好調だ」とコメントした。

LVMHの力強い成長を支えているのは、主要事業であるファッション・レザーグッズ部門だ。前述したブランドの他に「ロエベ(LOEWE)」や「ジバンシィ(GIVENCHY)」などがあり、売上高は前期比19.2%増の184億5500万ユーロ(2兆2884億円)だった。ロゲリオ・フジモリ(Rogerio Fujimori)RBCキャピタルマーケッツ(RBC CAPITAL MARKETS)アナリストは、「同社で最も利益率が高いファッション・レザーグッズ部門が予想以上に伸びており、『ルイ・ヴィトン』や『ディオール』の市場シェアが拡大していることは株価上昇の好材料だ」と述べた。

アルノーCEOは、「好調な業績は、当社が擁するブランドに対する需要の高さの表れだ。アジア市場、特に中国が引き続き堅調で、今期は前期と比較してさらに力強く成長しており、需要に供給が追いつかないほどだ。『ルイ・ヴィトン』はアーティスティック・ディレクターとして、ウィメンズに二コラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)を、メンズにヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)を起用していることに加えて、セールをせず、アウトレットもないので、世界で最も需要が高いブランドの一つであり続けている。『ディオール』もそうしたブランドになることが目標だ」とコメントした。また、18年2月に「セリーヌ(CELINE)」のアーティスティック、クリエイティブ&イメージディレクターに就任したエディ・スリマン(Hedi Slimane)による2つのコレクションについては「両方とも大成功を収めた」とし、「売上高の目標もいずれ達成するだろう。店舗デザインなどを一新し、5年以内に20億~30億ユーロ(約2480億~3720億円)になることを期待している」と語った。

LVMHが人気歌手のリアーナ(Rihanna)と新たなブランドを立ち上げるのではないかというウワサについては、「彼女は素晴らしい歌手で、私もファンだ」と答えるにとどめたが、同社傘下のケンドー(KENDO)とリアーナがパートナーシップを締結して開発し、同「セフォラ(SEPHORA)」などで販売されたメイクブランド「フェンティ ビューティ バイ リアーナ(FENTY BEAUTY BY RIHANNA)」について「素晴らしい成功を収めた」と評した。

その「セフォラ」などを擁する香水&コスメティクス部門の売上高は、通期で前期比9.5%増の60億9200万ユーロ(約7554億円)、「ブルガリ(BVLGARI)」や「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」などを擁するウオッチ&ジュエリー部門は同8.3%増の41億2300万ユーロ(約5112億円)だった。LVMHは18年12月に英旅行会社ベルモンド(BELMOND)を26億ドル(約2834億円)で買収しているが、今後もこうしたホスピタリティー事業で買収を実施するかどうかについては明言を避けた。

モテ色はピンクから水色へ “モテ服”の王道「ジルスチュアート」が解説

サンエー・インターナショナルの「ジルスチュアート(JILLSTUART)」は2019年春夏、やさしくて繊細なスモーキーパステル“デリケート・ニュートラルカラー”を打ち出す。1〜3月発売商品のキーカラーはサックスブルー、クリーム、グレイッシュピンク、水彩画風の花柄プリントなど。特にブランドの一推しはサックスブルーだ。

佐藤三佳クリエイティブ・ディレクターは「フェミニンなテイストを好むお客さまにも取り入れやすいやさしいサックスブルーが注目カラー。(ストリートやカジュアルスタイルがトレンドの中)女性らしい加え、気品も表現できるブルーが大人の女性にフックし、店頭の売り上げもピンクよりもブルーが動いている。グレー色に近く取り入れやすく、知的で好感度がある色」と語る。19年春夏コレクションは輝くを意味する“ルミナス”をテーマにレースをチュールで覆ったスカートを始め、レース素材に花柄をプリントしたブラウス、ジャケットに変形するトレンチコートなどワンテク加えたアイテムをラインアップする。

18-19年秋冬スタートした新ライン“エンディーローブ(EndyROBE)”は、結婚式や接待、会食、忘年会、入学式や卒業式まで、さまざまなシーンに対応するウエアを提案する。ブランドの得意とするパールやフリル、レースなどの要素を入れながら、スカートの丈は短すぎないミモレ丈、ワンピースはワキや二の腕が隠れるスリーブなど、さりげなく配慮されている。19年春夏にはドット柄のレースドレス、ポンチ素材のパール付きカットソー、シルク100%のリブニット、ツイードのセットアップなどをそろえ、30代以上の「ジルスチュアート」顧客の大人層を狙う。

「ジルスチュアート」は7〜9月に放送されたドラマ「サバイバル・ウェディング」に衣装をリースし、主演の波瑠が着用したワンピースやブラウスが売れ筋になった。小嶋奈南美プレスは「ドラマを通して、波瑠さん演じる婚活コラムを連載すさやかの服装がカジュアルからフェミニンな服装になっていき、そのフェミニンなスタイルで多く着用いただいた。特にデートやプロポーズシーンで着用していた服の問い合わせが多かった。雑誌の編集部で働いている設定で、ブルゾンちえみさんがSNS担当として、実際に出演者の写真をたくさんSNSにアップしていたことも奏功した」と言う。

オタクの世界からストリートシーンへ

アメリカひいてはストリートシーンにおいて、「ドラゴンボール」や「NARUTO-ナルト-」など日本のアニメ・漫画が大人気なのは言うまでもないが、いま日本人漫画家JUN INAGAWAが世界中のストリートシーンを騒がせているのはご存知だろうか。

5月23日までディーゼル アート ギャラリーで開催中の個展「魔法少女DESTROYERS(萌)」に展示されている作品

現在、渋谷のディーゼル アート ギャラリー(DIESEL ART GALLERY)で個展を開催中の彼は、いわゆる“アキバ系”と言われる美少女をモチーフとした萌え系のイラストを描く19歳の“オタク漫画家”。しかし、彼が他のオタク漫画家と大きく異なるのは、その経歴だ。彼がまだ高校生の頃、インスタグラムに投稿した1枚のイラストをきっかけに、エイサップ・バリ(A$AP Bari)の「ヴィーロン(VLONE)」や人気ラッパーのスモークパープ(Smokepurpp)など、ストリートシーンにおけるビッグネームと、次々コラボ。シーンでも類を見ない異色の経歴を持つ人物となった。

一見、萌え系とストリートは相反するカルチャーだが、いわく「共通する感覚があった」と話す。ストリートシーンにおけるサクセスストーリーから、思い描く未来像とはーー。

もともと日本で生まれ育った?

日本で生まれて、小学校を卒業してすぐに父親の仕事の関係でアメリカのサンディエゴに移住しました。父親は日産の車のデザイナー。絵を描くようになったのは、父親の影響です。

実際に絵を描くようになったのはいつから?

5〜6歳だと思います。父親が「AKIRA」や「攻殻機動隊」の世代だからちょくちょく見せてくれることはあったんですけど、幼い頃の僕には絵のタッチが独特すぎて苦手で……「クレヨンしんちゃん」や「ドラえもん」、朝7〜9時のゴールデンタイムにやっていたアニメを模写してましたね。美少女の絵に傾倒したのは小学6年生くらいからで、「プリキュア」がきっかけです。

男の子で「プリキュア」を観るのは珍しいと思います。

小さい頃からアニメを見ることが当たり前の生活だったので、2次元にも抵抗はなく、「かわいければいい」みたいな感じでした。でも小学生って観るアニメが「プリキュア」か「ドラゴンボール」にわかれると思うんですけど、やっぱり男子で「プリキュア」を観てるのがバレると気持ち悪いって言われるから、「ドラゴンボール」が好きなふりをして誰にも言わないで、影でこそこそ「プリキュア」を見てました(笑)。「プリキュア」は僕の美少女好きの原点です。

将来像として具体的に漫画家を意識したのはいつ頃?

小学3年生から思っていて、5〜6年生のときには周りに「漫画家になる!」って言ってました。とにかく絵を描くことが好きだったので、クラスの友達に似顔絵を描いて配ったり、友達を題材にした漫画を自由帳に描いたりしてましたね。

あまり「この人!」って方はいないんですけど、描き始めた最初の頃は「アイシールド21」や「ワンパンマン」の村田雄介先生の絵ばかりまねて描いてました。だから僕の絵ってかなり村田先生に似てるんです。村田先生のアメコミ風な影のつけ方と、喜怒哀楽の表情の描き方がすごい好きですね。

村田先生は他の漫画家よりコントラストが強い印象です。

白黒はっきりしてますよね。たぶんですけど、アメコミを参考にしているんだと思います。海外の漫画の多くは影の描き方をはじめ、顔も骨格も筋肉のつき方もリアルに寄せた描写なんです。

それこそアメリカに住んでいたら、マーベル作品などのアメコミにはハマらなかった?

映画は観るんですけど、漫画には全く興味がないですね。正義が悪を倒すスーパーヒーロー系って人間味がないからあまり好きじゃなくて、逆にアンチヒーローとかブラックヒーローとか人間味のある敵の話が好き。性格が悪い「デッドプール」には親近感が湧きます(笑)。

絵画教室に通ったことはあるんですけど漫画とは全然違うので、人物からデッサンまでほぼ独学ですね。好きな先生の絵を模写して自分の絵に昇華させるみたいな。絵は村田先生っぽくて、趣味が萌え系だから僕のオリジナルのスタイルが生まれたんだと思います。

人物画のイメージが強いですが、風景画も描くんですか?

1作品だけですが、今回の個展にも風景画があります。ただビルのようにまっすぐなものを描くのが苦手。ビルなら崩壊したものを描く方が好きですね。将来漫画家になったら、背景はアシスタントの人にお願いしたいです(笑)。

具体的に“オタク”になったのはいつ頃?

14〜15歳のときですね。「けいおん!」や「らき☆すた」のように女の子がわーきゃーしているのがすごい好きで、そこから「ラブライブ!」にハマり重症化しました。「ラブライブ!」の映画は鑑賞券のグッズほしさに40回は観ましたね。

やはり秋葉原にはよく行くんですか?

秋葉原はただ散歩するだけでも飽きないです。それに、いる人は“分類”が同じだから話さなくてもホーム感があるんですよ。アニメのTシャツを着てても、バッジをたくさんつけてても偏見の目で見られない。外に行く理由が秋葉原、みたいな引きこもりが引きこめる外の空間ってイメージで、新宿や渋谷から近い同じ日本なのにオタクが占拠する違う国って感じ。

期間限定ポップアップストアで夏を楽しむヒントをゲット

NIXON+And Aの期間限定ポップアップストアで夏を楽しむヒントをゲット

NIXON+And Aの期間限定ポップアップストアで夏を楽しむヒントをゲット

カリフォルニア発のウォッチブランド、NIXON(ニクソン)がセレクトショップAnd Aの新宿フラッグス店にて、アウトドアを楽しむヒントがいっぱい詰まったポップアップストアを8月18日まで期間限定オープン!

サーフ、スケート、スノーボードなどのカルチャーを通じ、常に独自のライフスタイルを提案しているNIXON。“Summer Camp Collection”をテーマにしたポップアップショップでは、リーズナブルでカラバリ豊富なトイ感覚ウォッチ“THE SMALL TIMETELLER P”や入荷するたびに完売してしまう大人気のBluetoothスピーカー“THE BLASTER”など、アウトドアシーンに欠かせないアイテムがフルラインアップで登場。And AならではのセンスでコーディネイトされたルックとNIXONのアウトドアグッズが見事マッチし、この夏をより一層おしゃれに盛り上げてくれるスタイルが完成。

本格的にスタートした夏をエンジョイするアイデアをゲットしに、NIXON×And Aのポップアップストアへ足を運んでみて♪

“NIXON × And A Summer Holiday Collection”
@ And A新宿フラッグス店
add. 東京都新宿区新宿3-37-1 新宿フラッグス2F
tel. 03-5363-5281